米国特許商標庁は12月29日、Appleが出願した顔認識・存在検知に関わる特許の出願資料を公開しました。Appleは同機能をiPhone、iPad、iPod touchだけでなく、MacBookのラップトップコンピューターなどにも実装する予定だそうです。
顔認識といえば、すでに競合するAndroid OSがICSの標準機能として提供しています。Android OSの同機能では、写真でも認証してしまったり、薄暗い部屋では全く認識しなかったりと、若干の不完全さが残る機能となっています
一方、Appleが出願した特許においても、Android OSと同じ「顔の各パーツ間の距離を分析」する手法が採用されているため、Androidと同様の脆弱性に悩まされる可能性もありますが、特許を出願したくらいなので、新たな仕組みによって精度が向上している事が期待されます。
インターネット上では、今回の特許出願について「Androidの後追いだ」などと非難する声も見られますが、自分的にはAppleが顔認識および存在検知についての”革新的な用途”を提案してくれる事を期待したいと思います。
アップデート:AppleはGoogleがフェイスアンロックを発表するよりずっと前の2010年6月29日にこの特許を提出していたようです。その資料が今頃になってようやく公開されたとのことです。 情報元”Engdget”