Appleは現地時間6月2日に開いたプレスカンファレンスで、モバイル向け新OS「iOS 8」を正式発表しました。
<UI面が大幅強化>
通知バーがインタラクティブ化し、メッセージ通知を下にスワイプするとテキストフィールドが表示され、通知バーから直接メッセージを送信できるようになりました。また、ホーム画面をダブルタップすると直近に連絡した連絡先がアプリサムネイルの上に一覧表示されるようになりました。
<インテント機能、サード製キーボード・ウィジェットに対応>
開発者向けに4000以上の新APIが公開され、コンテンツの共有を簡単に行えるAndroid風のインテント機能が追加されました。通知センターにサード製ウィジェットを表示できるようになりました。またサード製のキーボードも導入可能になり、将来的にiOS 8でGoogle日本語入力やATOKなどの他社製IMEが利用できるようになるかもしれません。
<写真編集機能が強化>
iOS 8では写真編集機能も強化されており、Instagramのようなフィルター効果を付与できるようになったほか、写真の傾きや、明るいさ・色合いなどを直感的に変更できるようになりました。
<iCloud DriveでPCとの連携を強化>
クラウドストレージサービスのiCloud Driveが導入され、モバイル端末とPC間でファイル共有を簡単に行えるようになりました。iPhoneのファイルをiPadやPCで簡単に開けるようになります。
<Siriが強化>
音声認識のSiriは、音楽検索の「Shazam」を統合し、Siriに今聞こえている曲を尋ねるとそのままiTunesで購入できるようになりました。
<2014年秋に正式リリース予定>
iOS 8のベータ版は本日より開発者向けに提供が開始されており、正式版は今秋にリリースされる予定です。対応機種はiPhone 4S以降となります。
情報元:Engadget