「サクサク」から「ヌルヌル」へ
今から4,5年前あたりでしたっけ、携帯電話が凄くモッサリしてましたよね。ボタン押してからの反応が悪くって、文字入力もつっかかるし。そんな時代にもてはやされた言葉が「サクサク感」。いくら高機能でもサクサクしていない携帯電話ってのは、敬遠されていたと思います。
それから時代が経ちまして、スマートフォン全盛の時代に突入しました。UIもタッチパネルを前提としたものに変わりました。サクサクなのはもう当たり前です。そこでもてはやされるようになったのが「ヌルヌル感」です。
ヌルヌル感はフリック操作の快適さを表す
スマートフォンに見られるタッチ式のUIでは、従来の「ボタンを押す動作」の他に、指をフリックさせる「フリック操作」が重要になってきました。
フリック操作は、液晶画面の上で指を滑らすわけですが、滑らせた指に、画面が滑らかに追随できるかが、操作の快適性に関わってきます。
追随していたとしてもカクカクしていれば、ストレスが溜まります。逆に指の動きに合わせて滑らかに追随していれば、画面と指が一体化したような、素晴らしい操作感を得られるのです。
「サクサク」の対義語が「もっさり」なら、「ヌルヌル」の対義語は「カクカク」です。
スマートフォンを買う時は、ヌルヌル感を基準に選ぼう
以前は、AndroidはiPhoneに比べてカクカク動作していたのですが、Android2.3以降はかなりヌルヌル動くようになっています。しかし、シングルコアCPUを搭載した機種では、若干iPhoneに比べてヌルヌル感は劣っている感じです。しかしデュアルコアを搭載したAndroid端末はiPhone以上に、ヌルヌル動きます。
身近な例ではGalaxyS2のヌルヌル感は、Androidでは革命的なものでした。やはりヌルヌルとカクカクでは操作の気持ち良さが全然違うので、スマートフォンを買う時はヌルヌル感を基準にしてみるのもいいと思います。