Android OSの対抗馬として急浮上している「Tizen OS」搭載スマホが8月に世界に先駆けて日本で発売され、その後欧州の移動通信社でも供給が拡大されると見通しと韓国デジタルタイムズが報じました。
Tizen OSはLinuxベースのオープンOSで、SamsungやIntelが中心となり結成されたTizen連合主導で開発が進められ、オープンな技術であるために特定のOSやメーカー、通信キャリアに関係なく、スマートフォン、スマートTV、カーナビゲーションに至る様々なプラットフォームに適用可能です。
5月23日に米サンフランシスコで開幕した「Tizen開発者会議」では、世界最大のモバイルゲームエンジン開発会社の「Unity」がTizen OSのサポートを表明したほか、インターネットセキュリティベンダーのMcAfeeも「Tizen OS」が現在のAndroidに比べてセキュリティ性が高いと明かしています。
Tizen連合は6月1日から「Tizen App Charenge」にて、グローバルアプリケーション開発者確保に本格参入する予定で、総賞金額は400万ドルと、業界最大規模となる見通し。夏の市場投入に向けた準備が着々と進んでいると韓国メディアが報じました。なお国内向けTizenスマートフォンはサムスン製で「NTTドコモ」が取り扱う見通しです。
情報元:デジタルタイムズ