2012年6月1日金曜日

シャープ、500ppi超のモバイルディスプレイを実現する「新IGZO」を発表

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シャープは本日6月1日、消費電力を抑えたまま高精細化する事が可能なIGZO液晶の新技術を発表しました。2012年中にも製造ラインが始動するようです。

今回発表された新IGZOは、従来のIGZOに新しい結晶構造を持たせる事により実現した技術で、更なる高精細化・低消費電力化が図られており、500ppi以上の高精細化が可能になっています。また1フレームの中に休止駆動を入れ込めるため、消費電力が大幅に5~10分の1に減少し、タッチパネル精度に影響を与える液晶のノイズも大幅に低減されているそうです。

会場では6.1インチ(2560×1600)の498ppiのディスプレイも展示されるなど、新IGZOの高性能さを示す展示が行われていました。また新IGZOは有機ELディスプレイにも適応可能(白色LED+RGBカラーフィルター方式)なので、IGZOを用いたフレキシブルな有機ELディスプレイも開発できるようです。

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今後も進むと思われるスマートフォン・タブレット・パソコン等のディスプレイの高精細化を支える新技術となりそうです。

情報元:SHARP