docomoから11月に発売される、GALAXY NEXUS SC-04Dですが、買うのを躊躇してしまうような情報がいくつかあるので、それらをまとめてみました。僕的にはGALAXY NEXUSはおすすめの機種ですが、NEXUSの名を冠する癖のある端末である事は確かなので、それを皆さんにお伝えしたいと思います。
1. Xi(クロッシィ)に対応しない
GALAXY NEXUS自体はLTEには対応するのですが、周波数の関係上docomoのLTEサービスXi(クロッシィ)には対応しないようです。ハイエンド機でありながら、下り最大75Mbpsの高速通信の恩恵を受けられないのは、ちょっと残念です。
2. microSDに非対応
こちらも仕様により明らかになっていますが、残念ながらGALAXY NEXUSはmicroSDスロットを搭載していません。なので、たくさんの容量を使う人は、16GBの内蔵ストレージでデータをやり繰りするか、クラウドサービスを活用することになります。
3. ディスプレイがPenTile
GALAXY NEXUSのディスプレイは、4.65インチのSuperAMOLED HDというものですが、これは実はサブピクセルがPenTile配列となったいわば”疑似解像度”のディスプレイです。サブピクセル数が少ないため、実質的な解像度は1280×360となります。まあ元々のppiが高いのでそんなに気にする事はないと思われますが・・・ 関連記事
4. ゴリラガラスではない
GALAXY NEXUSは画面が僅かに湾曲した曲面ディスプレイを採用していて、この形状に沿ったゴリラガラスの製造は今の技術では不可能であるとされています。なので、ゴリラガラスではない、別のガラスが使われています。このため、耐傷性能に若干の不安が残ります。
5.殆どカスタマイズされていない
これは中級者以上にとってはメリットかもしれませんが、Nexusシリーズは、メーカーによるカスタマイズをほとんど受けずに、素のAndroid OSを搭載した状態で出荷されます。なので、初心者の方だと、「あの機能が使えない、この機能が使えない」と戸惑う場面が出てくると思われます。事実GALAXY NEXUS SC-04Dは、以下の画像でもわかる通り、docomoの独自機能には殆ど対応していません。
6. そこまでハイスペックではない
Galaxy NexusがNexus Primeと呼ばれていた初期の頃は、1.5Ghzのデュアルコアプロセッサを搭載していると言われていましたが、蓋を開けてみれば実際に搭載されたSOCは1.2GhzのOMAP4でした。これはスペック的には上の下くらいで、超ハイスペック!という訳ではありません。来年の夏あたりには、1.8Ghzのデュアルコアプロセッサと、2GBのRAMを搭載したGalaxy S IIIという機種が登場すると噂されているので、スペックを気にする人なら、それまで待つのも良いと思います。
まとめ
GALAXY NEXUSは正真正銘のグローバルモデルであり、Android 4.0を搭載し、かなり魅力的な機種であるのは間違いないのですが、結構癖もあったりするので、それを踏まえた上で購入する事をお勧めします。ちなみに僕はGALAXY NEXUSを購入予定だったりします。