スマートフォン・タブレット向けのSOCについての情報です。
クアルコムが開発している、第四世代のSnapdragon 「Snapdragon S4」 の詳細が、トルコ・イスタンブルでのイベントで発表されました。
概要は以下の通りです
- Snapdragon S4
- プロセスルールは28nm
- CPUコアはKraitを採用し、最大周波数2.5Ghz、シングル/デュアル/クアッド版の3つがある
- 次世代Adreno GPUを搭載し、GPUコアはデュアルかクアッドのいずれか。
- 3Gのみならず、LTEのモデムも搭載する模様
ラインナップについて&Windows8もサポート
Qualcommのロードマップによれば、Kraitを搭載したSOCは3種類確認されています。以下の3つです。
- シングルコア版Snapdragon 「MSM8930」 Adreno305
- デュアルコア版Snapdragon 「MSM8960」 Adreno225
- クアッドコア版Snapdragon 「APQ8064」 Adreno320 モデムなし
詳細は次世代Snapdragon 「Krait」について。という記事をご覧ください。
また上記のうちMSM8960とAPQ8064はWindows8をサポートしている模様です。Windows8のメトロUI、そしてあのリッチなAeroUIをも動かせる性能と言う事でしょうか。
2012年初頭には消費者の手に渡る?
この新しいチップのリリース予定ですが、今年末には製造業者が利用できるようになり、そして2012年初頭にはこのチップを搭載した製品が消費者に渡る模様です。
また、クアルコムによれば、2012年2月に行われる世界最大の携帯電話見本市「Mobile World Congress」にて、このチップを積んだ2.5Ghz駆動のスマートフォンが発表されるので、それを見てください。との事です。