2011年5月16日月曜日

地震のマグニチュードと、音のデシベルは似ている


とある講義で教わった事

マグニチュードが1増えると地震のエネルギーは32倍になる。という事はかなり知れ渡っていると思うけど、
音の単位「デシベル」が10増えると、音のエネルギーは10倍になる。ってのはあまり知られていないと思う。+10の変化が ×10になってしまう訳。

両方に共通するのは、

人間が聞こえる音の範囲は、1:1000000000000 
というとてつもないもので、それを普通に扱うと、いろいろ面倒くさいので、対数を取って等比的に処理したものが、デシベルなんだと。

マグニチュードも、地震のエネルギーの範囲は比にするととてつもない比になってしまうから、対数を取って扱いやすくしている。
マグニチュードが1増えると、地震のエネルギーは32倍になる。っていうのはそういう事。

ちなみにデシベルの場合は、対数で表しているのに、もう一つ別の理由がある。
「人間の感覚量は、刺激の物理的な強さの対数に比例する」というフェヒナーの法則にもとづいている
要は音のエネルギーが二倍になったからといって、二倍大きい音が聞こえるかというと、そうではないのです。

人の感覚は対数に比例するんです。だから音の大きさの単位も、対数のものを使った方が、より人間の感覚に合う訳です。

と、講義の丸写しでした