クアルコムが次期モバイルプロセッサ『Snapdragon 820』を正式に発表しました。S810比で2倍のCPU性能、40%増のGPU性能、LTE Cat.12 600Mbpsへの対応などが主な特徴です。
Snapdragonシリーズといえば、前作のSnapdragon 810が発熱問題によりかなり評判が悪かったのは周知の事実。
Snapdragon 820では、ARMベースの独自CPUコア Kryoを採用。CPU性能はSnapdragon 810比で2倍に向上。また、GPUのAdreno 530はAdreno 430比で40%も高速化。さらに、最大2800万画素のカメラもサポートします。
充電面ではQuick Charge 3.0をサポート。これはQuick Charge 2.0比で38%も充電が高速化されます。
さらに、X12 LTEモデムと組み合わせることで、下り最大600MbpsのLTE Cat.12に対応。また、5GHz帯などWi-Fiで使われている公共の周波数帯をLTEで使うことで、通信キャリアがコストを抑えてLTEネットワークを拡充できる「LTE-U」をサポートする初のチップセットとなります。
ようやく正式発表となったSnapdragon 820、搭載製品は2016年に発売される予定としています。
情報元:クアルコム