SHARPは本日27日、中国電子信息産業集団(CEC)と液晶事業における合弁会社を設立すると発表しました。
SHARP側はIGZO液晶を含むTFT液晶パネル・モジュール技術をCEC側に供与し、数百億円規模の技術使用料を徴収する予定。合弁会社の資本金は2781億円で、出資比率はSHARPが8%、CECが92%となります。この資金をベースに合弁会社が第8.5世代液晶パネル工場を運営し、SHARPは同工場で生産された液晶を購入する権利を得ます。
合弁会社は2014年3月に設立予定で、量産開始は2015年6月となります。主にTV用モニター、ノートブック、PC用モニタ、タブレット用液晶を生産する予定としています。
SHARPがIGZO技術を他社に供与するのは初めてで、経営再建中のなかで需要拡大が見込まれる液晶事業について、最小限の支出で事業拡大を図りたい思惑があると伝えられています。
情報元:ロイター通信