AQUOS Phone f SH-13Cでは、FOMAカードとして、従来のSIMカード(UIMカード)ではなく、microSIMカードが採用されているようです。
左が従来のFOMAカード、右がmicroSIM版のFOMAカードです。ちょっと見にくいかもしれませんが、かなり小型化されています。
世界市場では、iPhoneが真っ先にmicroSIMを導入しましたが、日本メーカーのスマートフォンでmicroSIMを搭載した機種というのは、これが初めてだと思われます。
以下にmicroSIMについてまとめました。
■小さくなればスペースが生まれる
携帯やスマホ本体に差し込むSIMカードが小さくなれば、読み取り装置も小型化が可能で、筐体内のスペースに余裕を持たせることができます。スペースに余裕ができると、設計が容易になったり新しい機能を増やせたりと、いろいろプラスの作用をもたらします。
■FOMAカード差し替えでの機種変更に難あり
従来の端末とはFOMAカードのサイズが違うので、純粋に差し替えて機種変更が完了!という訳にはいきません。docomoショップに行き、microSIMカード(miniUIM)に変えてもらう必要が出てきます。
■ガラケーとの同時使用に難あり
スマホに変えたけど、たまにFOMAカードを入れ替えてガラケー使う!ってのも難しいです。理由は前述と同じで、FOMAカードのサイズが違うので、入れ替えが効かないんです。
iPhoneが大々的に取り入れた規格ですが、おそらく標準になっていくと思います。スマートフォンが高性能化していくうえで、SIMの小型化というのは避けて通れないからです。
miniSDカードからmicroSDカードへの移行と同じような感じで、移行が進んでいくんでしょうね。ただ移行期には前述のとおり、SIMの入れ替えなどに難が生じる事があるので、気を付けたいところです。
※docomoのmicroSIMカードは、miniUIMとも言います。