2011年5月21日土曜日

東京近辺では10分に一回は地震が起きている「東京の窓から」



今MXで石原都知事が出ている「東京の窓から」という番組の地震学者さんがそう言ってました。
もちろん体感地震ではなく、微弱な地震だという事ですが、10分に1回というのは凄い数ですね。
東京の地下は3枚のプレートが重なり合っているという、世界でも特異的な場所なのだそうだ。

同じく大都市近辺で地震の多い米サンフランシスコと比較しても、東京の地震の数は桁が一つ多いそうです。また、近代的な地震の統計が始まった明治以降でも、東京では何回か大きな被害の出た地震が起きていて、その間隔を考えると、あと30年以内に東京で被害地震の起こる確率は70%を超えているんだとか...

しかし、その確率の根拠は、経験的なものに基づいていて、理論的な裏付けってのは皆無らしいです。
石原都知事が「今回の震災で、東京の地震の確率は増えたんですか?減ったんですか?」と問いかけていましたが
地震学者さんは、「今回の東日本大震災で、地殻への力のかかり方が震災前と比較してかなり変化しているという観測結果が出ているが、地震の発生確率は過去の地震の間隔の統計から出しているものなので、先に示した地震の発生確率70%というのは変わらない」そうです。

つまり地震の発生確率は、ただ歴史を見て発生した地震の間隔から求めてるだけで、地殻の力のかかり方とか、そういったことは考慮に入ってないらしいです。

個人的には、経験的じゃなく、理論的にも地震の確率が予測できるようになってほしいのですが。まあむずかしいでしょうが、地震学者さん頑張ってください。

関連項目:東日本大震災 千葉県山武市の地震被害
関連記事:【津波から2か月】いざ九十九里浜へ