Samsungはスマートフォン向けの新AMOLEDの量産に難航していると韓国メディアが報じています。
韓国メディアによると、Samsungはスマホ向けAMOLEDの400ppiまでの高解像度化、およびAMOLEDのフレキシブル化の研究を進めており、韓国国内に新工場を建設し、本格量産を開始するにまでこぎつけたそうです
しかしその直前の試験量産のタイミングで、歩留まりが期待した水準に達しなかったため、Samsungは同技術への更なる投資を延期する事に決めたそうです。
具体的には、レーザーにより有機物を蒸着させ、400ppiまでの画素密度を達成するLITI(レーザー熱転写)工程や、フレキシブルディスプレイを達成するため、プラスチック基盤にAMOLEDを封止する工程での歩留まりが悪化した模様。
本格量産直前のタイミングで歩留りが悪化した理由について業界関係者は、新工法の収率が取れなかったためとしています。ただ、ある関係者は「Samsungは今困難に直面している」としたものの、この困難を越えれば、競合する日本や台湾に圧倒的な技術格差を付ける事ができると自信を見せています。
年末から春にかけて、Galaxy Note IIの新バージョンやGalaxy S IVがリリースされるとも伝えられているだけに、この影響がどこまで広がるのか注目です。
情報元:ddaily