Samsungは、一つのイメージセンサのみで「画像」と「奥行き情報」の両方を得る事が出来る、新型のイメージセンサを開発しました。スマートフォンなどへの応用が期待されます。
通常、奥行きを認識する場合はイメージセンサに加えて深度センサが別に必要でしたが、今回開発されたイメージセンサでは、色を認識するRGBのサブピクセルに加えて、奥行きを感知するZピクセル追加するRGBZ配列を採用する事で、一つのイメージセンサのみで画像と奥行き情報の両方を得る事が可能になっています。Zピクセルの搭載によって欠落した場所の画像データは、画像処理技術によって補間されるそうです。
奥行情報などは主にジェスチャーベースのインターフェイスなどに用いられており、現在はXbox 360のKinectなどで奥行情報を利用した操作が実用化されていますが、一つのイメージセンサで奥行き情報が得られるようになった事で、スマートフォンやタブレットなどでもKinectのようなジェスチャーベースのインターフェイスが簡単に実装できるようになるのかもしれません。
情報元:VERGE