他の多くのスマートフォンメーカーは、ICSのアップグレード対象を2011年以降に発売されたモデルに限定していますが、Samusung1社のみが、2010年夏に発売された比較的古い機種に、ICSを提供しようと試みています。その背景には、スマートフォン市場で対峙するAppleへの対抗心があるようです。
Samusungは今年の第三四半期において、Appleを抜いて世界最大の携帯電話メーカーに躍り出ました。しかし、Samusung自身はこの地位は脆弱なものであると見ていて、この地位を維持するには、ユーザーの満足度をいかに高めるかが重要であると考えているようです。
Appleは、2010年夏に発売されたiPhone4だけでなく、その一年前の2009年6月に発売されたiPhone3GSにまで最新OSを提供しています。古いデバイスの面倒までしっかりと見てくれるのが、iOS環境の利点の一つとも言えます。
それに対してSamusungが、2010年に発売されたGalaxy Sに最新OSを提供しなかった場合、自社のメンツが立たないだけでなく、ユーザーの不満が拡大し、ユーザーがSamusungから離れてしまうのではないかという恐れがあるようです。
世界最大のスマートフォンメーカーになったSamusugにとって、もはや世界のスマートフォン市場はiOS vs Androidではなく、Apple vs Samusungの構図となっており、Appleに見劣りするような事は絶対にしたくないはずです。
このことがSamusungを、技術的に難しいとされているGalaxy SへのICSアップデート提供に走らせている模様です。
情報元:media.daum.net