9月8日に行われたdocomoの新製品発表会にて、サムスン製のLTE対応タブレット端末「Galaxy Tab 10.1 LTE」の発表が行われ、ドコモの秋冬モデルとして10月に発売されると告知されました。
さて、そのサムスンのGalaxyシリーズは、特許侵害が指摘されておりアップルと激しい特許戦争を繰り広げています。欧州では販売差し止めの仮処分が下ったのは記憶に新しいニュースです。
その特許戦争について、ドコモの販売に支障はないのか、日経新聞の記者さんが質問されていたので、紹介します。
記者
「Galaxyについて特許侵害の提訴が出ているとの報道がありますが、海外では販売差し止め等の処置がとられているのですが、この日本での影響についてドコモとしてどう考えておられますか?」山田社長
「特許訴訟の件、結論から言うと、私ども端末販売について支障はないと言う風に、サムスンから聞いています。まず、ヨーロッパで販売差し止めになりましたという事なんですが、一つはヨーロッパの特許の状況と、日本の特許の案件の状況は違うという事で、特にヨーロッパの訴訟の内容が日本に持ち込まれるという事ではないという風に聞いている。そして日本の中でも提訴されたという事ですが、これはサムスンからでありますが、先ほど言いましたように、販売に支障はないということであります。いずれにしても、私ども注意深く見守っている事は事実でありますが、一般的な特許の状況は、特許のことによって、ドコモの販売に支障をきたすものではない。と言う風に思っている所であります。」
まとめますと、特許訴訟の状況について注意深く見守っているものの、販売に支障はない。と判断しているようです。日本では販売差し止めの訴訟は起きていませんが、アップルがサムスンに1億円の損害賠償を求めて訴訟を起こしている所であります。
山田社長はGalaxyシリーズを愛用しているようなのですが、特許戦争のdocomo販売計画への影響は本当にないのか、気になる所です。