米国時間9月18日より、米通信大手「AT&T」がLTEを用いたデータ通信サービスの運用を開始しました。
サービスエリアは米国の5都市で、ダラス、ヒューストン、シカゴ、アトランタ、サンアントニオの5つです。また2011年の末までに更に追加で10都市でサービスを開始し、人口カバー率で7000万人を目指す方針のようです。
先行するVerizon Wirelessに追いつけるか
AT&Tのライバル、Verizon Wirelessは既に米国25都市でLTEネットワークを展開していて、LTE対応スマートフォンも数機種発売するなど、LTEの分野ではかなり先行しています。
しかしAT&Tの社長はあくまで強気で、「Verizon WirelessのLTEネットワークは全国平均で60%遅い」と発言しています、しかしエリア展開で負けているのは事実なので、今後の巻き返しに注目です。
AT&Tから年内にはLTE対応スマートフォンは出ない模様
AT&Tでは、HTC Holidayが同社初のLTE対応スマートフォンとなる予定ですが、「AT&Tは2011年内にはLTE対応スマートフォンを発売するつもりはない」との情報があるため、登場するとしても2012年以降になると思われます。
ライバル Verizon WirelessがLTEスマートフォンを複数取り扱う事を考えると、この点でもやはりAT&Tは後手に回っている感があります・・・ 頑張ってもらいたいものです。