Googleは、モトローラの携帯端末部門 モトローラ モビリティを買収すると発表しました。買収後もモトローラ・モビリティは独立した部門として保ち、携帯端末の開発を進めるようです。
モトローラといえば、日本ではAndroidタブレット「XOOM」を販売中で、秋冬にはauから高性能スマートフォン「Photon 4G」の発売も控えています。
Googleはこれまで、Nexusシリーズで自社ブランドのスマートフォンを開発してきましたが、製造は台湾HTCや韓国サムスンに委託していましたが、モトローラ携帯端末部門を買収する事で、Google自体がスマートフォンの製造・開発に携わる事となるわけです。
買収の背景には特許戦争?
モトローラ・モビリティは無線通信技術に関して、1万7000件の特許を有しており、これを買収する事で、マイクロソフトやアップルの特許攻撃に対して有利に事を運ぼうという思惑もあるようです。
台湾HTCやサムスンとの関係は?
GoogleはAndroidスマートフォンに関し、台湾HTCや韓国サムスン電子と緊密に連携を取りながら、OSの開発を進めてきました。
しかし、ここにきてモトローラ・モビリティを買収するという事で、HTCやサムスンと直接携帯端末市場で競合する事になります。
しかし、Googleの発表によれば、モトローラ・モビリティ買収に関して「HTCやサムスンなど主要メーカーに歓迎された」という事で、現時点ではあまり問題にならないみたいです。