7月13日から、他のキャリアの携帯にメールを送る場合でも、電話番号だけでメッセージを送れるようになる。
今までは俗にショートメールと呼ばれていたサービスだが、同じキャリアどうしでも利用に限られていた。
文字数制限は５０〜７０文字、パケホーダイなどの対象にもならず、メールを送るのに一通３・１５円もかかるなど、使い勝手の面ではあまりよろしくない印象だ。
しかし海外では携帯でメールをする際はSMS(ショートメール)を使うのが一般的で、日本でもそのような世界標準の環境を整備しようという事だろう。
日本でショートメールの利用が進まなかった背景には、日本では早い段階でSMSから、インターネット技術を使ったキャリアメールに移行したからである。
日本独自のキャリアメールという文化は、海外端末が日本市場に参入する障壁となっていて、ガラパゴス化を促進しているという指摘もあった。
そこで今回、世界標準としてのSMS(ショートメール)環境を各キャリアが整備し、脱ガラパゴスを一歩前進させたのだろう。
