現在、国土交通省が密かに取り組んでいる、浅草短絡新線計画についてお伝えします
現在は、京成と京急の間を、都営浅草線が結んでいますが、いかんせん規格が小さく、高速運転もできないので、成田-羽田間の速達化の妨げになっています。
そこで持ち上がっているのが、都営浅草線に並行する形で地下鉄新線を建設しようという話です。具体的にはこんな感じ
■押上-泉岳寺間を結ぶ大深度地下新線
■成田国際空港-羽田空港間を50台で結ぶ
■”新東京駅”の設置
■途中駅は極力設けない(←建設コストの圧縮
まだ国交省は調査費を計上した段階で、そこから前進はしていません。
しかし、今回の震災によって、沿岸の埋め立て地で杭打ち桟橋方式の羽田空港だけでなく、内陸のしっかりした地盤上に立つ成田空港の重要性は高まっていると思います。
想定される建設費は3000億円とのことですので、当然のごとく財源が問題になってくる訳ですが、国交省が妙に乗り気なので、実現しちゃう可能性ってのはわりと高いんじゃないかと思います。
また純粋な空港アクセス需要だけでなく、北総線沿線の都心への所要時間を大幅に改善するなど、通勤需要も期待できるわけです。
税金の無駄遣いという人も居るかと思いますが、どうなるのでしょうか。僕はまあ期待です。
http://www.mlit.go.jp/common/000040245.pdf
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