米地方裁判所は29日、Samsung製スマートフォン「Galaxy Nexus」の米国販売を差し止める仮処分を発表しました。Samsungにとっては大きな痛手と言えそうです。
Appleは以前よりGalaxy Nexusを特許侵害で訴えていました。具体的には「実用的なリンク」「マルチソースの検索」「スライドツーロック」「タッチスクリーンの単語提案」という4つの特許侵害が行われていると主張していました。今回の裁判でそのAppleの訴えが認められた形になります。
仮差し止め処分ということで、販売差し止めは裁判が終了するまで継続しますが、仮にAppleが最終的に裁判で勝ち続けた場合、販売差し止めは恒久的な処分へと変わります。
先日にはGalaxy Tab 10.1の販売差し止め処分が下されていますが、Galaxy NexusはAndroidのNexusブランドであるという事もあり、販売差し止め処分が与える影響は大きいものと思われます。
また今回の裁判結果がGalaxy S IIIの特許侵害裁判に悪い影響を与える可能性もあり、今後のApple対Samsungの特許戦争は新局面を迎えていると言えそうです。
情報元:VERGE