クアッドコアSOCを搭載する「ARROWS X F-10D」に発熱の問題が報告されているようです。内覧会やスマホラウンジなどに展示されていた実機で、本体やタッチパネルが熱くなり、充電異常やカメラが起動しない事態が発生しているそうです。
まだ展示機の段階であり、製品版では改善される可能性がありますが、F-10Dは発熱が凄いという声がたびたび聞かれます。
F-10Dといえば、Tegra3を搭載しながらLTEに対応する世界的に見ても珍しいスマートフォンです。Tegra3にLTEモデムは内蔵されていないので、別途LTEチップ(サクラチップ)を追加して対応させているようです。このため、LTEモデムが統合されワンチップ化されている他のLTE機種(S4 MSM8960搭載機)に比べて発熱や消費電力が増えている可能性が考えられそうです。
また防水構造により熱が逃げにくくなっているのも原因の一つかもしれません。
ちなみに私が内覧会で触った際には、発熱は特に気にならなかったので、実際に実機に触れてみて判断されるのがいいと思います。特にF-10Dのサクサク感やスクロールの滑らかさはかなり良かったです。
また展示機は充電器に繋ぎっぱなしで展示されているので、普段使いよりも発熱しやすい環境なので、そのへんも考慮する必要はありそうです。
またF-10Dではプチフリの不具合も報告されているようです。3Dアニメーションで所々フリーズするとのこと。(以下はQuadrantベンチでのプチフリの様子)
発売は7月~8月と伝えられていますが、8月に発売される公算が高いようです。発売まではまだまだ期間があるので、製品版ではきちんと調整される事に期待しましょう。
情報元:twitter(1)(2)(3) smhn bbs.kakaku.com