東芝はスマートフォンなどのモバイルデバイス向けに、Qi規格に準拠した10W級のワイヤレス給電用システムを開発したと発表しました。
ワイヤレス充電としてはQi(チー)が一部モバイルデバイスに採用され、その利便性の高さが注目を集める反面、充電時間が充電ケーブル直挿しに比べて長くなることが欠点とされています。
新開発の高速ワイヤレス充電システムでは、出力電圧を従来の5V/1Aから12V/1Sとすることで電力量の拡張を実現したということです。
Qiの課題とされていた充電速度が向上すれば、端子を繋ぐ必要がなく充電できるワイヤレス充電の普及が進む可能性もありそうです。なお本製品は2015年1月下旬よりサンプル出荷を開始。量産は6月からを予定しています。
情報元:Businesswire