2014年10月3日金曜日

NTTドコモ「将来的には全バンドを1つに束ねる」「TDD-FDD間のCAも導入」

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9月30日のNTTドコモ新商品発表会から。NTTドコモの担当者に将来のLTEについて聞いてみました。

ドコモは現在、2100/1700/1500/800Mhz帯のクワッドバンドLTEを提供中。今年度末には、新たに700Mhz帯でLTEを開始します。

またCAについても、1700Mhz帯と800Mhz帯を束ねた(20+10Mhz)および2100Mhz帯と1500Mhz帯を束ねた(15+15Mhz幅)の計30Mhzにより、下り最大225Mbps LTEを実現するキャリアアグリゲーションを今年度中に導入する計画で、対応ルータも発表しています。

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(写真は700MHz LTEに対応する”GALAXY Note Edge” )

ドコモの発表会場のLTE説明ブースにいた担当者に、将来のLTEネットワークについての話を聞いてみました。

ドコモの担当者によると「現在のキャリアアグリゲーションは2波のみだが、現在は3波、4波のCAの仕様が策定中」「帯域はCAで束ねたほうが、別々で使うより効率的」「本当に将来の話だが、全てのバンドをCAで束ねることになるだろう」と述べました。

またドコモが、割り当てられればTDD-LTE Advancedを採用するとしている3.5Ghz帯については「3.5GHz帯が仮にもらえれば、TDDを導入することになるが、TDDとFDDを束ねるCAの開発も進められており、将来的には導入することになる」と述べました。

具体的に決まったことではなく、ドコモ以外の全キャリアが描くLTEの将来像を話しただけだとは思いますが、興味深かったです。