2014年6月17日火曜日

Google、風船によるインターネットサービス「Loon」を来年までに実現─LTEを利用

Googleが推進する風船による全地球規模のインターネットサービス「Loon」の提供が、来年にも実現する見通しであることが明らかになりました。

ブラジルの農村部で行っている運用試験が軌道に乗っているとのこと。

Wiredの取材に対しGoogleは「来年中には、Project Loonによる風船を利用したLTEデータアクセスを、1つまたは複数の国で提供できる見通し」と明らかにしたそうです。また同プロジェクトが既に、実際に運用できるほどの水準に達していることも明らかになったそうです。

Project Loonは、通信モジュールを搭載した400個ほどの風船を、旅客機が飛ぶ2倍の高度に100日以上滞空させ、地球上の隅々にインターネットアクセスを提供しようというプロジェクトです。今年4月には22日間の試験飛行に成功しており、LTEを利用して地上アンテナに22MB/sec、携帯電話に5MB/secのインターネットアクセスを提供できると伝えられています。

なおGoogleではProject Loonに割り当てられている人員はますます増加しており、Google Xの他のプロジェクトである「Google Glass」並に力を上げて推進されているそうです。

情報元:WIRED