Qualcommは本日4月7日、ハイエンド帯の64bitマルチコアプロセッサシリーズ「Snapdragon 808/810」を正式発表しました。
■6コア/8コアで64bit対応のS808/S810
Snapdragon 808 MSM8992は20nmプロセスを採用した製品で、Cortex-A57デュアルコアとCortex-A53クアッドコアの計6コアを搭載したbig.LITTELEヘキサコアプロセッサとなります。32/64bitに対応するほか、Adreno 418 GPUを搭載。下り最大300MbpsのLTE Cat.6/Cat.7にも対応します。
Snapdragon 810 MSM8994も20nmプロセスを採用した製品で、Cortex-A57クアッドコアとCortex-A53クアッドコアの計8コアを搭載したbig.LITTELEオクタコアプロセッサとなります。64bit対応にとどまらず、Adreno 430 GPUを搭載し、LPDDR4-1600の高速メモリに対応。下り最大300MbpsのLTE Cat.6/7にも対応します。
Snapdragon 808は2K出力、Snapdragon 810は4K出力に対応します。
■Adreno 430 GPUの実力は?
Snapdragon 810の搭載する「Adreno 430 GPU」は4Kディスプレイ用に設計されており、Snapdragon 805のAdreno 420 GPUと比較して20%も消費電力を削減しながら、30%も性能が向上。またOpenGL ES 3.1 plusのハードウェアテッセレーション、ジオメトリシェーダー、プログラマブル・ブレンディングをサポートしています。
S808/S810共に2014年後半にサンプル出荷が開始され、2015年上半期に搭載製品が登場する見通しです。
情報元:recode.net