Microsoftは4月2日(現地時間)、次期モバイルOS「Windows Phone 8.1」を正式発表しました。気になる変更点をまとめてみます。
音声アシスタンス「Cortana」
Windows Phone 8.1でパーソナルデジタルアシスタンス機能「Cortana」が追加されました。Google NowとSiriを足して2で割ったような機能で、流暢に話す女性の合成音声によって、Bingの検索結果を参照してユーザーからの質問に応答するほか、メール本文を分析して、飛行機の登場時間を案内するといったことも可能。アラーム設定やスケジュールの追加も音声で行えます。
通知をまとめて管理「Action Center」
Android OSのように画面の上端から下にスワイプすることで通知センターを表示できます(機能名はAction Center)。アプリからの通知がまとめて表示されるほか、アプリごとの通知の有無や音・バイブを設定可能。またWi-Fi、BT、機内モード、画面回転なども上部アイコンから制御できるようになりました。
タイルに壁紙が透過するように
ホーム画面のタイルに「壁紙」を透過させることが可能となりました。
最新ブラウザ「Internet Exprere 11」を標準搭載
最新OSの「Windows Phone 8.1」を標準搭載し、プライベートブラウズや複数ウェブサイト間でのパスワードの同期に対応。またIE11を通してのファイルアップロードにも対応しました。
精度高い新キーボード「Wordflow」を搭載
Wordflowと呼ばれる新キーボードを搭載。精度の高いSwype入力により素早く文字入力が可能で、デモンストレーションではWordflowの高速さを示す文章の早打ち大会が行われました
VPN対応
企業向けに需要の多いVPNに新たに対応、電子メール関連では暗号化・デジタル署名の「S/MIME」をサポートしました。
ローエンドCPUサポート
Snapdragon 400や200のようなハイエンドではないプロセッサのサポートが追加されました。ローエンドのAndroidスマートフォンと共通のハードウェアを利用でき、Microsoftのパートナー企業を増やすことに貢献します。
リリース時期は4月下旬/5月上旬
既存端末へのアップデートの提供は今後数か月以内。搭載端末は4月下旬/5月上旬に発売予定であるとのことです。
情報元:GSMArena