2013年12月25日水曜日

ソフトバンクが米T-Mobileを買収へ─売上高世界第2位の携帯事業者に

SoftBankが米国の通信大手T-Mobileを買収する方針を固め、関係者と最終調整に入ったと日本経済新聞が報じました。

すでに子会社化している米Sprintを通じて2014年春にも米T-Mobile株の大半を取得する予定で、買収額は2兆円を超える見通しです。

SoftBankは今年7月に米携帯3位のSprintを買収したばかりですが、米では2強とされるVerizonとAT&Tの契約者数がそれぞれ1.1億人前後と圧倒的で劣勢に立たされているため、米携帯4位のT-Mobileを買収して3位のSprintと経営統合することで2強に対抗する思惑があると伝えられています。

実現すれば日米を合わせたSoftBankグループの契約数は現在の1億件から1.4億件に膨らむ見通しで、ソフトバンクグループの携帯事業の年間売上高は7兆円に達し、中国移動に次ぐ世界第2位の携帯事業者に浮上します。これにより端末メーカーに対する交渉力や調達コスト削減、自社グループに有利な端末の開発に繋げる狙いがあると日本経済新聞は報じました。

情報元:日本経済新聞