Qualcommが人間の頭脳を模したスマートフォン向けモバイルプロセッサを開発していることが明らかになりました。
CEOのPaul Jacobs氏が年次株主総会で明らかにしました。
開発コードネームは「ZEROTH」で、人間の脳を模して設計されており、人間が経験に基づいて次の状況を判断するように、ユーザーの行動パターンを学習し、次に起こる行動を予測できるとのこと。神経細胞(ニューロン)とそれを接続するシナプスで構成された脳の神経系と同様の設計となっており、従来プロセッサの設計とは大きく異なっています。
膨大な量のプログラムがなくても、自分で学習して判断を下せるため、現在のコンピューティング手法とは次元が異なるそうです。
Jacobs CEOは壇上にて「今日のスマートフォンでもユーザーの行動予測は行われているが、ZEROTHはさらに複雑なことを行える」「革新的なプロジェクトで、真のスマート機器のスタートだ」と語りました。
情報元:Computerworld