Googleは「Android 4.4 KitKat」に、従来のDalvikに代わる新たなランタイム「ART」を導入したことが明らかになりました。
現在のAndroidアプリはすべて仮想マシン「Dalvik」上で動作しており、これによりCPUアーキテクチャなどに依存せずに様々な端末でアプリ動作を動作させられるようになった反面、動作速度が遅くなるという欠点がありました。
ARTはそのDalvikの後継ランタイムで、アプリの実行速度やバッテリー寿命を向上させ、より優れたユーザー体験を実現するものです。
Googleは「ART」を2年前から開発しており、Android 4.4 KitKatでようやく試験導入にこぎつけたということ。
Android 4.4での「ART」は開発者からのフィードバックを得るための導入に留まっており、デフォルトでは無効となっていますが、開発者向けオプションで有効化が可能。なお有効にすると10分程度、ランタイムに対応させるためのアプリの最適化処理が行われるということです。
情報元:Android Police
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