2013年9月2日月曜日

韓国KT、LTE-Aより安定・省電力「ブロードバンドLTE-A」9月開始─150Mbps

韓国KTは9月2日、1.8Ghz帯の20Mhz幅において下り最大150Mbpsの「ブロードバンドLTE-A」サービスを9月に開始すると発表しました。

KTによると、既にLTEサービスを提供中の1840~1850Mhz帯に、周波数オークションで獲得した1830~1840Mhz帯を追加し、連続した1.8Ghz帯の20Mhz幅の帯域幅を確保することで、従来比2倍の150Mbps「ブロードバンドLTE-A」サービスを提供可能になったとしています。

2つの異なる周波数を束ねて帯域幅を拡大する「キャリアアグリゲーション」を利用した他社のLTE-Aに比べて、安定した通信品質を実現するほか、スマホの消費電力も抑えられ、電池の持ちが28%も向上するそうです。

9月にソウル中心部を皮切りに10月にソウル近郊にて開始予定。20Mhz化が遅れる地域ではキャリアアグリゲーションによるLTE-Aで通信品質を確保する予定と伝えられています。

余談ですがこの「ブロードバンドLTE-A」は実はLTE-Aではなく、20Mhz幅を用いたただのLTEで、マーケティングの関係でLTE-Aと無理やり呼んでいる模様。ブロードバンドLTEと同等の150Mbps LTEサービスは国内でもdocomo・auが今秋より開始する予定です。

情報元:Edaily