スマホと連動可能なLIXIL製の高性能トイレ「SATIS」にハッキングを受ける恐れがあると、米セキュリティ企業Trustwave社が明らかにしました。
高性能トイレ「SATIS」は内蔵したBluetooth通信機能を利用して、スマホにインストールした専用アプリ「My SATIS」から遠隔でトイレの水を流したり、蓋の開け閉めをしたり、トイレ日記を付けたりと、スマートフォンと連動できる画期的なトイレとして知られています。
Trustwave社によるとこの「SATIS」はどの機器も同じBluetoothのPINコード(0000)を使用しているため、Bluetoothの範囲内ならばMy SATISアプリからどのトイレも遠隔でコントロールできるそうです。
この脆弱性を用いれば、遠隔操作で何度もトイレの水を流すことで余計な水道代を発生させたり、予告なしにトイレの蓋を開け閉めして利用者を驚かせることもできるとのこと。
Trastwave社はこの脆弱性をLIXIL側に3度にわたり指摘していましたが、返答が無かったため一般公開に踏み切ったと明かしました。
情報元:The Atlantic