オバマ米大統領は、ITCが裁定した「iPhone4/iPad 2」など旧製品の米国内への輸入禁止命令に拒否権を発動したことが明らかになりました。
ITCは今年6月に、Samsungの保有する特許1件を侵害しているとして、iPhone 4/3GS/iPad 2などApple旧製品の米国輸入を禁止する命令を下していましたが、オバマ大統領が拒否権によりこれを覆しました。
ITCによる輸入禁止命令が覆されるのは1987年以来26年ぶりです。
この決定を受けApple側は「オバマ政権に賛辞を贈る。Samsungは特許システムの悪用を止めるべき」と決定を歓迎。一方Samsung側は「先進的なITCの判断を排除した米政府に失望している」との声明を出しています。
情報元:WSJ