Samsungは次期フラグシップ「Galaxy Note III」を4つのモデルに細分化して発売するようだとETnewsが現地時間8日に報じました。
搭載するプロセッサーやハードウェアプラットフォームは共通化される一方で、ディスプレイやカメラモジュール、ケース等の部品構成を変えて、地域の消費者の特性を最大限に反映し、販売価格も細分化するという戦略。
プレミア版のGalaxy Note IIIには金属ボディを採用して高級感を高め、フレキシブルOLEDを採用しディスプレイ基板の厚みを30%以上削減するなど、最新の技術が盛り込む模様。なお同モデルは開発者やマーケティング向けのサンプルとなり一般市販はされないとみられるそうです。
また廉価版Galaxy Note IIIではAMOLEDではなく「液晶」の採用を検討しているほか、カメラ画素数を1300万画素から800万画素に抑え、デジタイザーも廉価な部品を採用し、出庫価格を抑える方針。液晶を好む一部ヨーロッパの消費者や、中国など新興市場の攻略を目指すとの事。
なお主力モデルとなる中位版についてはFHD AMOLED、1300万画素/200万画素カメラ、プラスチックモデルを採用するそうです。
また画面サイズは4モデルの間で5.68~5.7インチと差があり、これがディスプレイの生産効率を最大限にするための措置だとも判明したそうです。
業界関係者は「Galaxy S4やiPhone 5の販売不振の背景には、フラグシップスマホの影響力低下があり、Samsungがマルチモデル戦略を採用しNote IIIの販売量をどれだけ伸ばせるかが注目される」と述べたという事です。
情報元:ETNews