Intel Atom Z2580(CloverTrail+)のAnTuTuベンチマークのスコアの高さはバグであることが分かったとEETimesが報じました。
技術コンサルティング会社のBDTIによると、Intel Atom Z2580は、RAMテスト用に用意されたコードを全て実行していなかったとのこと。このためLenovo K900といったCloverTrail+搭載スマートフォンのスコアは不当に吊り上げられていたそうです。
同問題はAnTuTu 2.9.4以来生じており、水曜日にリリースされたAnTuTu v 3.2.2で修正された模様。するとLenovo K900のRAMスコアは50%減少し、総合スコアも20%減少したそうです。
(追記)なおEETimesによるとAnTuTuベンチマークスコアはこれ以外にも問題があるようで、あまり参考にすべきではない模様。なお新しい検査基準が設けられた次期AnTuTuベンチマークが8月に登場するそうです。
(Lenovo K900:改定前の平均スコアが27500、改定後が21000点)
またこのレポートを受けてEETimesは「IntelがARMを打ち負かしつつあるという報道は正確ではない」としています。