SoftBankが計画している米移動通信3位Sprintの買収成立が、対抗案を出していたライバルDishの買収断念によりほぼ確実となりました。
Sprintが25日に開く臨時株主総会にて主要株主から強い異論が出なければ、買収が決まる見通し。買収金額は216億ドルに達し、SoftBankとSprintの携帯事業の売上高合計は2.5兆円で、中国移動通信や米Verizon Wirelessに次ぐ「世界第3位」の通信キャリアに躍進することになります。
なおDishは21日に、米証券取引員会に買収断念を報告したということです。
またSoftBank-Sprint陣営は米高速無線通信会社の「クリアワイヤ」を巡る争奪戦でも買収額積み増しによりDishに対し優位となっており、Dishが有力な対抗案を示さない限り、完全子会社化は実現する見込みです。