これまでで「最凶のAndroid向けマルウェア」が見つかったとカスペルスキーの報告書を引用し海外メディアが報じました。
セキュリティ専門企業カスペルスキーによると最近、これまでに見たこともないほど複雑なAndroidマルウェア「Backdoor.AndroidOS.Obad.a”略称オーバッド(Obad)」が発見されました。
このObadは、Android OSの未知の脆弱性を利用し、管理者権限を確保して端末のデータを外部に送信したり、Wi-Fi・Bluetoothを経由して他のデバイスに悪性コードを広げる挙動を見せるなど、これまでに見つかったAndroid向けのマルウェアでは最も複雑かつ高度なマルウェアであると伝えられています。
カスペルスキーの専門家曰く「Android向けにこれほど複雑なマルウェアが登場するとは聞いたことがなく、Windows用のそれに近いように見える」と述べ「このようなマルウェアは今後ますます増加する」と警告しました。
情報元:BGR