ARMは現地時間23日、韓国LG電子とCortex-A50よび次世代Mali GPUに関するライセンス契約を締結したと発表しました。
これによりLGは「Cortex-A50」プロセッサと次世代Mali GPUを採用する独自プロセッサを開発できるようになります。
Cortex-A50シリーズは2012年10月に発表されたARMの次世代アーキテクチャで、省電力コアの”Cortex-A53”とハイパフォーマンスコアの”同A57”で構成されており、32bit/64bitに両対応し、現行チップの3倍パフォーマンスと4倍の電力効率を誇ります。次世代Mali GPUも現行のMali-T678よりも更に優れたパフォーマンスを発揮します。
また韓国メディアによると、LGは今回のライセンス契約締結を受け、Cortex-A53とCortex-A57を両搭載したbig.LITTELEプロセッサを開発するようだとも報じました。ただCortex-A50の出荷開始は2014年であり、まだ先の話になると伝えられています。
なおLGは現在スマホ向けのCortex-A15クアッドコアを搭載した独自SoCを開発中です。またSamsungもCortex-A50世代のExynosプロセッサ「Hellen」を開発中である事が知られています。
情報元:fnnnews