STMicroとEricssonの合弁チップメーカーである「ST-Ericsson」は3月18日、合弁を解消してST-Ericssonの事業を両社間で分割すると発表しました。
Ericsson側が2GからLTEに至るモデム事業を、STMicro側がSoC事業を含むSTEの残りの事業を引き受けます。
ST-Ercissonはモバイル半導体事業でライバル他社にシェアを奪われており、最大顧客であるNokaiの市場シェア低迷も影響し、2009年の合弁形成から単体の損失額は28億ドルに達していました。
ST-EricssonはNovaThorブランドでモバイル向けSoCを展開しており、MWCでは2.5Ghz駆動のCortex-A9クアッドコア搭載「NovaThor L8580」や、世界初のスマートフォン向け3.0Ghzプロセッサを展示していました。合弁解消により同SoC事業はST-Micro側に引き継がれる見込みです。
情報元:EEtimes