スマートフォンを凍らせることで暗号システムを破る事に成功したとドイツ研究者が発表しました。
8日、BBCなどの外信によると、ドイツフリードリヒアレクサンダー大学のセキュリティ研究チームが、氷点下10度までスマートフォンを凍らせる方法で、暗号化された連絡先リスト・写真・ウェブアクセスの記録を調べる事事に成功したと報道しています。
1時間ほどスマートフォンを凍らせた後、バッテリーの着脱を素早く繰り返すと、スマートフォンの暗号化システムが無効化される模様。研究者はこの手法を「フロスト」と命名しています。
この方法はもともとPCでデジタル証拠を確保する際に用いられたもので、低温下では半導体内部に保存された情報が完全に削除されるまでに時間がかかるという性質を利用したものということです。
情報元:zdnet