2012年8月1日水曜日

富士通・ドコモ・NEC、共同でスマートフォン向け半導体を開発へ。新会社を設立。

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富士通・ドコモ・NECの3社は本日8月1日付で共同で新会社を設立し、スマートフォン向け半導体を開発するようです。日経新聞が伝えています。

新会社はもともと富士通が単独で設立予定だった「アクセルネットワークテクノロジ」にドコモとNECが出資する形で設立されます。

新会社ではスマートフォン向けのLTE対応通信制御用半導体(ベースバンドチップ)を開発するほか、次世代通信方式の研究も行われる模様です。製造は外部に委託されるそうです。

スマートフォン向け半導体といえば、現在Qualcommが7割という圧倒的な世界シェアを握っており、各メーカーがスマホ開発においてQualcommに依存している状況ですが、新会社を設立し独自に半導体を供給することで、端末開発の自由度を高め、端末の安定供給につなげようという思惑があるそうです。

ちなみに昨年12月には上記3社に加えてPanasonic、Samsungを加えた5社で共同で半導体を開発すると報じされていましたが、技術流出懸念などから破談になった経緯があります。

情報元:nikkei