iPhoneやiPadの受託生産などで知られる世界最大のEMS企業 鴻海精密工業(FOXCONN)のCEO「Terry Gou」氏は年次株主総会での講演で、Samsungに対する批判を展開しました。
CEOは講演の中で、ディスプレイ分野でシャープと提携した事を念頭に「5年以内にあらゆる分野でSamsungを追い抜く」と発言。またSamsungについては、欧州での価格カルテル問題を引合いにだし「やり方が汚い」と主張。Galaxy S IIIについては”買うべきではない”と主張し「iPhone5がGalaxy S IIIに恥をかかせるだろう」と述べました。
鴻海CEOといえば以前にも「日本メーカーと組めば韓国のSamsungに勝てる」と発言するなど、韓国Samsungへの対抗心を持っています。現在アジアの電機メーカーはSamsungが1強として君臨していますが、鴻海などの取り組みで今後この勢力図がどう変わっていくのか期待しましょう。