Samsung電子や米Qualcomm、イスラエル企業など計7社は明日5月9日に「共振電磁誘導方式」を用いた新しいワイヤレス充電方式の標準化団体を設立する模様です。同方式はGalaxy S III向けの別売りのワイヤレス充電キットで初めて実用化されます。
標準化団体ができる「共振電磁誘導方式」は、Samsung電子や米Qualcommが主導する新しいワイヤレス充電方式です。充電パッドと端末がある程度離れていても充電可能で、1つのパッドで複数端末を同時に充電可能。テーブルの下に充電パッドがあれば、テーブルの上に置いた複数台の端末を同時に充電する事が出来るといった特徴を持っています。
現行の「磁気誘導方式(Qi)」では、パッドと端末の間が1mmでも離れると充電できなくなり、1つのコイルにつき1台の端末しか充電できないという弱点を持つので、それに対するアドバンテージを強調しています。
ただし共振電磁誘導方式は、充電効率の面で磁気誘導方式Qiに劣るほか、新しい技術であるため動作が安定しないといった弱点を持つようです。どちらが優れているかは一概には言えないのかもしれませんが、どちらの規格が生き残っていくのか、楽しみにしていましょう。
情報元：ddaily
