「Galaxy S III」に搭載される有機ELディスプレイの開発が最近完了したようです。韓国メディアが伝えています。
業界関係者によると、Samsung(SMD)は最近「HD SuperAMOLED Plus」と呼ばれる有機ELディスプレイの開発を終え、今四半期より同製品の量産を開始するようです。同製品はGalaxy S III向けに開発されており、4.65インチで720p(1280×720)表示に対応するとのこと。
また同製品はRGB配列による「真のHD解像度」を実現しており、PenTile方式により緑以外のサブピクセル数を半減させていた従来のHD AMOLEDに比べ解像感が大幅に向上。画素密度は316ppiに上るそうです。
画素密度が316ppiに達するAMOLEDにおいてRGB配列を実現するのは困難が伴ったようですが、ファインメタルマスク(FMM)方式とレーザー熱転写方式(LITI)を活用したハイブリッドバターニング工程を新たに導入する事により、開発に成功したそうです。SMD側は今回の情報についてノーコメントとしています。
(追記)別の韓国メディアによると、Galaxy S IIIは現在韓国キャリアによってネットワーク品質を検査する「通信事業者網連動テスト」が行われており、同テストは通常2か月ほどかかるため、韓国でGalaxy S IIIが発売されるのは6月頃になるのではないかと伝えています。