現状公式発表済のAndroid機で最も高性能なのは?と問われれば、12コアGPUや4+1のCPUを搭載するTegra3搭載機が思い浮かびますが、実際にはHuaweiのAscend D quadおよびquad XLのほうが高性能であるかもしれません。ベンチマークが示しています。
Ascend D quad/quad XLはHuaweiが独自開発したクアッドコアSOCを搭載する超高性能スマートフォンです。D quadの主な仕様は以下の通りとなっています。
- Huawei K3V2 1.5Ghz クアッドコア
- 4.5インチ HD(1280×720) LCD
- 800万画素カメラ(裏面照射) 130万画素カメラ
- WCDMA/GSM
- 1800mAhのバッテリー
- 8.9mmの薄さ
- 2012年Q2発売予定
- Android 4.0 ICS
まずBasemark ES 2.0の結果です。グラフィックスやゲーム性能を測定するベンチです。Galaxy NoteのExynosプロセッサやASUSのTegra3を抑えて最高スコアをマークしています。
こちらはNenamark2ベンチです。3Dグラフィックス性能を測定していますが、Snapdragon S4やTegra3を抑えこちらでも最高スコアをマークしています。
この他、Antutuベンチマークにおいても、Huawei Ascend D quadはTransfomer Prime(非OC版)を上回る総合スコアをマークしています。
ここで注意点として、ベンチマークが実際の性能を確実に反映しているという保証はないので、この結果を全て鵜呑みにする事はできません。ただし今回の結果だけを見ればHuawei Ascend D quad/quad XLは現状のAndroidスマートフォンで最も高性能な端末と言えそうです。
情報元:VERGE