カナダ企業 Ignis は11月29日、300ppiを超える非PenTileの有機ELディスプレイを開発したと発表しました。GSMアリーナが伝えています。
一般に有機ELディスプレイは液晶に比べ高画素化が難しく、ppiを増やす際に、1ピクセルあたりのサブピクセル数を減らすいわゆる「PenTile配列」が行われる場合があり、それが表示品質の低下を招き、消費者の不評を買っていました。
しかし、今回PenTile配列に依存しないRGB配列の300ppi超え有機ELディスプレイが登場した事で、有機ELでも液晶に劣らない高精細な表示が可能となり、その他性能でも液晶に勝っている有機ELの出番は今後ますます増えていくものと思われます
ただ、Ignisはただのディスプレイメーカーなので、この成果がスマートフォンにすぐに反映されるかは未知数です。サムスンあたりも300ppi超えの有機ELディスプレイを開発していそうなので、実際にスマートフォンに搭載されるのはそちらのほうが早いかもしれませんね。
技術の進歩は凄いものです。