日本電気硝子はモバイル用のガラス基板として、反射率0.5%以下(視感反射率0.1%以下)の目に見えないガラスを開発したそうです。
このガラスの特徴は、通常のガラスの欠点であった光の反射を低減した事です。通常のガラスは入射した光のうち8%を反射してしまいますが、このガラスは僅か0.5%しか反射しません。仕組みとしては、ガラス内部に30層以上の反射防止膜が組み込まれ、1層の厚さはnm単位で制御されている模様。
上記の画像では、左側が通常のガラスで、右側に目に見えないガラスが配置されていますが、右側には何も無いように見えます。本当に”目に見えない”ガラスのようです。
モバイル用のガラス基板という事で、スマートフォンやタブレットへの搭載が想定されますが、このように低反射で透過率が高いという事で、画質が向上するだけでなく、これまでうっとおしかった画面の反射もなくなり、よりスマホやタブレットが使いやすくなる事が期待できます。
まだ発表されたばかりなので商品化の時期は未定ですが、楽しみなガラスです。