アップル iPad2は、A5プロセッサを搭載していましたが、その他の部分においては、初代iPadから劇的に変わったとは言えませんでした。しかし次世代のiPad3は、多くの面で画期的であるようです。目新しい2048×1536の解像度、新しいチップと大容量電池を搭載、そしてより薄くなります。
TrendForceの研究部門が実施した調査によると、上級サプライヤーによる部品ストック状況から、iPad3はおそらく2012年に発売されると予想されています。
iPad3は2048 * 1536の解像度
TrendForceによれば、iPad3は従来のiOSソフトウェアとの互換を保ちながら、解像度が2048×1536に倍増される事はほぼ確実のようです。インチあたりのピクセル数(PPI)は、iPad3の画面サイズ9.3インチの場合、264ppiとなり、retinaディスプレイの基準となる300ppiには及びませんが、十分な精細さです。
新しいiPad用の高解像度IPSパネルは、日本のシャープと韓国のサムスン・LGが供給すると予測され、パネルの生産はその高解像度さからより困難になります。歩留り率を見る限り、iPad3の製造スピードは、パネルの供給に依存するかもしれません。また解像度が向上するのに伴い、パネルの透明性を高めるためにバックライトの明るさを上げる必要があり、より消費電力の高い新しいLEDを追加する必要があるようです。
消費電力の増加は、新型バッテリーによって補う
より高い消費電力のLEDが追加され、更に解像度の向上によってディスプレイのドライバコントロールは倍増し、必然的に消費電力が増加します。したがって、iPad3用のバッテリーはiPad2(6930mAh)に比べて50%(10000mAh以上)に増加します。新型バッテリーは台湾のバッテリーメーカーのSimploとDynapckによって供給されます。
iPad3は、A5かA6プロセッサを搭載
TrendForceは新しいiPadはTSMCで製造されるA6プロセッサを搭載していると予測している。A6プロセッサの仕様は明らかになっていないが、28nmプロセスで製造されクアッドコアであり、GPU性能が向上している事が期待されます。
ただ残念ながら、A6プロセッサはiPad3の製造に間に合うようには開発されていない可能性があります。したがって、アップルはA5のプロセッサを1.2~2.0Ghzにクロックアップし、メモリもiPad2の512MBから1GBにアップグレードする事になるかもしれません。
※ここに書かれてある内容は公式発表されたものではなく、主に部品サプライヤーからのリーク情報や噂をまとめたものです。