2011年6月8日水曜日

延宝房総沖地震の脅威

 

延宝房総沖地震とは、1677年11月4日に発生したM8.0の巨大地震。揺れは小さいが大きな津波を発生させる地震で、福島から千葉県の太平洋沿岸に大きな被害を与えた。
6~8メートルの大津波が人家を洗い流し、500人以上の犠牲者を出した。

2011年3月11日の地震では、宮城県から始まったプレートの崩壊が、巡り巡ってこの延宝房総沖地震の震源域にまで及ぶはずだったが、プレート境界のつっかかりがあったおかげで崩壊には至らなかった。

国内外の地震学者は、プレートの崩壊が茨城沖で止まり、房総沖に至らなかった事を注視していて、近いうちに房総沖でM8クラスの地震が起こると警告している。

房総沖でM8クラスとなると、まさに延宝房総沖地震の再来であろう。



大津波

延宝房総沖地震の津波高さ
(出典:Survey of run-up height of Empo Boso-oki Earthquake Tsunami on the coast from Chiba Prefecture to
Fukushima Prefecture)